奈良公園は
施設もお店も日が落ちる頃にはみんな手仕舞い。
おまけに結構広くて廻りには大きなビルもないので
夜は結構暗くなります。
その奈良公園では夏の間、その暗い公園に建つ建物が
ほんのり静かに照らしだされる
すてきなライトアップが演出されています。
灯明のような趣きのある照明に導かれる先は
奈良国立博物館。
暗闇が演出されて、朧月さえ明るくみえます。
照らされる建物は、まるで月の宮殿のよう。
強い光は、時折通り過ぎる
車のヘッドライトだけ。
少し先には、あの東大寺。
ぼんやり照らされる参道に
大きな南大門がひときわ大きく、
そして
南大門を守る金剛力士像の陰影もさらに力強く。
大屋根の鴟尾が、漆黒の闇に静かな金色を浮かばせます。
本殿の大仏さまは拝めませんでしたが、
昼間には見ることのできない
どこか異次元な世界を体験することができました。
出歩くにはまだまだ暑い夏ですが、
こんな季節は夜にお散歩。
同じ場所でも、新しい発見があるかも。
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