走ってみよう、さば街道


以前にもこのブログにご登場いただいた
はまちゃんとおちゃさん。



知り合ってからカレコレもう二十年以上、
気を置かずに付き合えるアリガタイお友だち。

前に「じゃ、また。」
と別れたのはもう2年も前のコトですが、
会うとそれが昨日の事だったみたいに
「やあ。」
で済ませてしまえるココチよい関係です。

でまあ、
久しぶりなので当然のように飲み、
飲みながら話していると
おちゃさんはただ今名古屋に単身赴任中、
はまちゃんも今月はヒマということなので、
名古屋に集まって走りに行こうということになりました。

ところで。

僕たちはかつて同じ会社で働いていた同僚なのですが
おちゃさんという人は僕とはまちゃんの上司でした。

その頃の僕は、
仕事に熱中しだすと周りのことなど一切気にかけず
キーボードからコマンドを打ち込みながら
端末にも直接話しかけはじめ、
新入りのウブな女子社員から
「アノひと、コワイです。」
と訴えられたり、

一方のはまちゃんはといえば、
どんなに忙しかろうが
スキーシーズンにはきっちり休みをとって
ダウンヒル大会で国体級の腕前を存分にハッキし、
ついでにそのウデではなく足を折りそのまま入院して
プロジェクトを危機に陥れること一度ならず、

などという
マイペースなエピソードには事欠かず

おちゃさんは
この二人の他にも(!)
アツカイづらい部下を幾人も従えていたという、
マットウで太っ腹でリッパな人なのです。

で、最近の近況や昔話に華を咲かせ
さんざん飲み散らかして記憶を飛ばした僕のところへ
翌朝おちゃさんからメールが来ました。

「お二人は覚えていないかもしれないので、
昨日のお話の要約を送ります。」

どうやら週末に名古屋に泊まって
翌日鈴鹿山脈を越え、
さらに京都から鯖街道に沿って若狭湾へ出る・・・・・
などというオソロシイ計画になっていたらしい。



何しろマットウなおちゃさんの言うことですから
「アレはお酒の勢いで」
などとゴマかすわけには到底いきません。

「雨でも降れば。」という願いは
カラ梅雨の空には届かず、
まだ浄化が進まず毒素を振りまく残り酒と闘いながら
自転車を抱えて
スゴスゴと新幹線に乗り込んだのでした。

いったいどのような顛末になったのやら。
そのお話はまた明日。





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